琉球大学多和田名誉教授が沖縄に自生する植物「月桃」からPAK阻害物質を発見しました。長年沖縄に自生する月桃の研究をしてきた同教授は、老化やガンを誘発する物質PAKを阻害する物質を月桃から発見し、近い将来医薬品等への応用が期待できると言う。月桃とは沖縄全域に生息しているショウガ科の植物で、これまでも様々な製品が開発されてきたが、琉球大学多和田名誉教授と株式会社ECOMAPが共同研究を進め、幾つかの製品が既に化粧品として商品化されている。

月桃の花

そもそもPAK阻害については、豪州のルードビッヒ国際ガン研究所制ガン剤開発部長を務めていた丸田博士が研究を進めており、ガン全体の約30%が発がん遺伝子RASの変異で起こっていることが分かっており、更にこのRASにより腫瘍を誘発させるには、キナーゼのPAKが必須である事もわかっていた。現在、丸田博士と琉球大学の多和田名誉教授が沖縄にPAK研究所を設立し、多和田名誉教授が主となり沖縄の素材からこのPAK阻害物質を探していた。多和田名誉教授は、天然の素材からPAK阻害物質を探し出すことがこの研究所の役目と強い信念と使命を持ち、現在も研究にあたっている。

株式会社ECOMAPは、沖縄のベンチャー企業であり、化粧品の開発を進めている。同社は、沖縄県北大東島に生息する月桃をを活用した製品の開発を北大東村と共同で進め、琉球大学農学部多和田名誉教授と顧問契約を結び、月桃やドロマイトなどの研究を進めている。同社が開発した代表的な商品として、「月桃葉潤水400mlで800円」がある。

月桃葉潤水URL:http://okinawa-junkan.jp/productallitem/261.html

 

低価格を実現できたのは、農業から原料開発、更に製品化までを1社で行っており、流通価格を外すことで可能となっている。教授によると、月桃の持つPAK阻害成分が肌の老化に働きかけ、実年齢より肌を若く保のではないかと化粧品ではあるが期待しているとの事である。

 

 

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