【HP制作】HPを上位表示させる最新のSEO対策の方法まとめ


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SEOについての最新研究

先日、2012年から行っている京都大学経済学研究科とサイバーエージェントとの共同研究による検索アルゴリズム分析が発表を行いました。googleの検索エンジンのアルゴリズムは公開されていないので、インデックス数や被リンク数など様々な項目とオーガニック検索の順位との相関関係を統計学的観点から研究したものです。因果関係は不明ということですが、現時点でのSEOの方針を決めるのに参考になるデータだと思うので紹介します。

検索順位との相関性が非常に高い項目

「被リンク数」
「インデックス数」

検索順位との相関性が比較的高い項目

「単語数」
「ソーシャルシグナル」

検索順位との相関性が時々高い項目

「発リンク数」
「Google PageRank」

ホワイトハットとは

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検索エンジンが推奨する方法でのみ対策を施す、もしくはコンテンツの充実のみで外部対策は施さないことです。google検索エンジン最適化スターターガイドのように検索エンジンが推奨する方法のみで上位表示を狙う王道の方法です。ウェブマスターツールもサイトのHTMLやタグの重複などを見直す時に便利なので記載しております。
ウェブマスターツール

ブラックハットとは

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ブラックハットとは「上位表示するためなら検索エンジンの隙をついてなんでもやってみる(google等の検索エンジン開発会社が非推奨としていることもやる)」。例えばクラスCレベルでのIPアドレス分散による自作自演の被リンク大量の被リンク購入、キーワード自動生成で作ったサイトなどで上位表示を実現するなど。検索エンジンもロボットですのでやはり一時的に上位表示されることが多いようで、そこがブラックハットをやる会社や個人が後をたたない一つの理由かもしれませんね。もう一つの要因はかつてGoogleは意味のないリンクは無視するという対応をしてきたことです。つまり、非推奨の方法で上位表示を狙っても効果があまり見られないというだけで、ペナルティはなかったのです。それなら、ダメもとでブラックハットの対策をした方が順位が上がる可能性があるのならやってみようかという流れになるのです。しかしこの流れを大きく方向転換させる出来事が起こります。

ペンギンアップデートとパンダアップデートとは

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2011年初頭よりGoogleが被リンクのスパムに対するペナルティを本格的に導入したことにより、ある日突然検索結果が急激に下がるという現象が報告されました。有名なペンギンアップデートとパンダアップデートです。「google社内でスパムと良いリンクを白黒はっきりつけようじゃないか!」という声が上がり、そのシンボルとして白と黒がはっきり分かれているペンギンとパンダが選ばれたというわけです。
2013年初めてのペンギンアップデートがありました。SEO対策を過剰に施したり、スパム的な被リンクを集めたサイト、パクリサイトはかなり順位を落としました。その後のアップデートはデータのリフレッシュを中心にしたものが多いですがまたアルゴリズム変更を伴う更新があれば大きく順位が変動すると思います。

今後のSEO対策の方向性

ここで話はホワイトハットのSEO対策に戻ってくるのですが、結局の所現在日本においてシェア9割以上を占めるYahoo!・google検索エンジンはgoogleが開発したものを採用しているのでgoogleの方針に従うほか道はありません。検索結果から順位が大幅にダウンするというリスクがある以上ホワイトハットを選ぶべきだと思います。

一定量を超えるまでは被リンク数を増やし、ある程度の量を超えるとページランクの高い優良なサイトからの被リンクに限定する

今後検索数が増えるようなキーワードを探す

サイト内全ページをSEO対象ページに設定してキーワードを入れ、関連する単語を増やす

他のサイトには無いテーマ・独自性の高いコンテンツで記事を書く

SNSを導入して口コミでサイト訪問者を増やす

画像のSEO対策(画像のALTとTITLEに画像の説明のテキストを設定することで画像検索にヒットしやすくなる)

ディレクトリ登録はSEOに効果的か

ディレクトリ登録はSEOに効果的かどうかの議論は昔からありますが、個人的な見解ではgoogleはある一定数までは被リンクの数を、それを超えるとリンクの質を重要視している可能性があるので、安全策をとるなら初期は被リンクを増やしつつ、しばらくしたらページランクの高い所からのみ被リンクをもらうのが効果的ではないかと思います。つまり同じディレクトリ登録サービスでも低ランクのページからの多数のリンクをもらうより高ランクのページからの1つのリンクをもらう方が良いということですね。結局のところ検索のアルゴリズムはブラックボックスなので邪馬台国論争と同じく言ったもの勝ちで結論は出ないという所ではありますが。

番外編(googleのアルゴリズム)

QDF

QDF(Query Deserves Freshness)とは、Googleが採用しているアルゴリズムで、話題性のある情報やニュースを上位表示させようとするGoogleのアルゴリズムのことです。このアルゴリズムによる作用は一時的なもので、一定時間を過ぎると順位は下落しますがSNSが普及した今なら効果的に狙うことも可能ですね。

QDD

QDDとは、検索結果の1位に対して2位以降には出来る限り多様なコンテンツを表示しようとするGoogleのアルゴリズムです。ですので同じワードでもアプローチ方法を変えれば意外と簡単に検索結果で上位表示が出来るかもです。

パーソナライズド検索

パーソナライズド検索(Personalized Search)とは、Googleで導入されている検索機能のひとつで、検索する人の地域や興味のある分野などによって表示される結果を最適化するという仕組みです。よく検索するページや地元のページは自然と表示されやすくなります。また、google+でいいねを押したページはおした人の検索結果に上位表示されやすくなります。ただし、パーソナライズされた結果が1ページ目に締める割合は2~3割に限定されていて出来るだけ多様な検索結果を表示するようになっているようなので、特定のキーワードでも多様なアプローチが可能なことを覚えておきましょう。

パーソナライズを「OFF」してピュアな順位を確認する方法

先ほどパーソナライズド検索のお話をしましたが、あるキーワードで検索して自分の作成したHPが上位に表示されても、それはパーソナライズされているからで、他の人からは表示されていない可能性が高いです。ですのでパーソナライズを「OFF」してピュアな順位を確認する方法を紹介します。まず、ブラウザはGoogle Chromeを用い、シークレットモード(「Ctrl+Shift+N」で開きます)を使います。一度任意のキーワードで検索を行った後、表示されるURL末尾に「&pws=0」を記述する事で可能です。他にも「検索順位チェックツールGRC」「SEOチェキ」「ferret+」などのツールを活用するなどの方法があります。

バーティカル検索とSEO

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Googleで導入されている検索機能のひとつで、ユーザーが検索対象を始めから特定の分野に絞り込むことができる、というものです。検索ボックスの上に表示されているタブで、「ウェブ」「地図」「画像」「ニュース」「動画」などですね。バーティカル検索のためのSEO対策として画像のalt属性を適切に記述することや構造化をしっかり行うことが大切です。