カフェを開業するというのは起業を考える方の中で人気のジャンルの一つです。今回はそんなcafe(カフェ)を低資金開業する方法をご紹介します。
起業を考える人のランキングベスト10
2位 リペア(靴やカバンなどの修理)
3位 ネットショップ
4位 学習塾・スクール
5位 宅配ビジネス
6位 リサイクル・質屋
7位 コインランドリー
8位 弁当屋
9位 居酒屋・カフェ
10位 リフォーム・清掃
cafe(カフェ)で開業するメリット
- 特別な資格がなくても誰でも始められる
- ノウハウなどの知識が手に入りやすい
- 人材の採用も特別なスキルを求めなくて良い
- フランチャイズなども充実
- 接客が好きな人は趣味を仕事にできる
自分のお店を持つというのは誰もが一度は夢見る話ですが、就職していつのまにか忘れてしまったり、忘れられずにお金を貯めて開業される方、退職して第二の人生でお店を開く方など様々す。さて、ではお店を開くとなった時にあなたなら何のお店を持ちたいですか?
今回はそんなお話です。お店を持つ際に人気な業種として居酒屋・cafe(カフェ)・ケーキ屋さんがあります。
ではなぜcafe(カフェ)起業が人気なのでしょうか?
カフェが好き、ケーキが好き、お酒が好き、料理が好き、接客が好き、様々な理由があると思います。もう一つの理由として特別なスキルがなくても始められる気軽さとフランチャイズなどのノウハウの手に入りやすさがあるでしょう。個人経営であればカフェも税務署に開業届を提出するだけで、誰でも開業できます。
実際にお店を持つと仕入れや在庫管理、などたくさんの手間がかかりますがお客さんに「ごちそうさま」「おいしかったよ」と笑顔で言われると疲れも吹き飛ぶのではないでしょうか。
cafe(カフェ)で開業するデメリット
- 大手コンビニチェーンの格安コーヒー販売
- フランチャイズ店舗の増加による市場の飽和
- 人口の減少と都市部への集中
- コーヒー豆や小麦粉の原価高による仕入れ値の高騰
居酒屋・cafe(カフェ)の起業はハードルが低い分、参入者が多く飽和状態にあるのが現状のようです。2014年高級志向の喫茶店青山が全店閉店しましたが、時代の流れとともに生き残りが厳しくなっています。
1980年代にピークを迎え、一時は16万店舗ほどのカフェがありましたが、現在ではその半分ほどになっています。今後も人口減少と都市部への人口集中によって淘汰されていく可能性があります。このように淘汰が進む際に生き残れるのは何かしらの差別化が図れた店舗が残る可能性が高くなります。もちろん、地域に根差して常連客を獲得できている店舗は別ですが、競合が多数いるエリアでは必ず差別化を意識しなければいけません。
一方、コメダコーヒーやスターバックスのように高級志向でありながら業績を伸ばす喫茶店の存在も忘れてはいけません。商品やサービスだけでなく、なぜそこに行くのかという価値を生み出さなければいけない時代になりました。スターバックスなどはそこでappleのMacパソコンで仕事することが人々の憧れとなり、社会現象化しています。商品やサービス以外の価値がそこにはあるんですね。
ですので、カフェ自体の市場規模は小さくなっていますが、ネットカフェや就活カフェ、株FXカフェ、メイドカフェなど様々なジャンルを持った複合カフェの市場規模は拡大傾向にあります。今後、カフェや居酒屋で開業を考えるのなら複合カフェを考えるといいのではないでしょうか。
cafe(カフェ)開業にかかる資金
種別 | 費用 |
---|---|
店舗の賃貸費用(敷金、保証金、前家賃など) | 約300万円 |
改装費用(賃貸物件の条件によりますがショーケースなど) | 約200万円 |
備品(机、イス、棚、食器、、冷蔵庫、インテリアなど) | 約200万円 |
お客さんの広報費(看板、チラシ、Web広報費用など) | 最低100万円 |
お客さんが集まるまでの生活費(例:20万円×6か月) | 約120万円 |
合計すると約920万円はかかるでしょう。これはあくまで個人が自分の力で起業した場合で、ここからさらにアイデアと知識次第で費用を削っていきましょう。ここで注意すべきは削れる費用と削れるけれども削りすぎてはいけない費用と削れない費用があるということです。
※FC(フランチャイズ)について
居酒屋・cafe(カフェ)はFC(フランチャイズ)が非常に多い業界です。タリーズやスターバックス、サンマルク、ドトールなど街中を歩けばよく見かけるのでご存知の方も多いでしょう。フランチャイズのメリットは何と言ってもその知名度と安心感を得ることが出来るという点です。また、お店を運営する上でのノウハウも得ることが出来るので未経験の人にとっては選択肢の一つに入れておくと良いでしょう。もちろんフランチャイズの場合も加盟金など初期投資の費用は考えてかなければいけません。また、広告の方法や店舗の内装なども統一感を出すことがブランドにつながる重要な施策ですのでそういったサポートも受けることができます。
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cafe(カフェ)を低資金開業出来る方法
では低資金開業のために安く出来る費用と削ってはいけない費用についてみていきましょう!
店舗の費用を安く抑える方法
- UR賃貸住宅サービスのチャレンジスペースを活用する
- 自宅の一角をお店として活用する
- 移動販売車を使って移動販売から始める
- 他のお店が開放しているスペースを借りる
- 使っていない場所を借りる(軒先.comで軒先を借りるなど)
- 誰かと共同でスペースを借りる
低資金で行うためにはこの店舗の費用はとても大きな比重を占めます。ですので、計画を立てるときにどれくらいの規模の居酒屋・cafe(カフェ)にするのか、どれくらいの人数が集まったら移転するのかといった先を見越した構想が必要です。また、費用で考えれば自宅の一角で行うことが出来れば固定費はかかりません。居酒屋・cafe(カフェ)の場合、お客さんがすぐに入るかどうかは立地に大きく左右されるので場所選びは特に重要です。費用を安く抑えることよりも費用対効果の良い場所を選ぶことが第一です。
備品の費用を安く抑える方法
- リサイクルショップで探す
- 設備等をリースする
- 捨てるものを譲ってもらう(Wishscoopなどのサイトやオークション等)
備品や食器は統一されていて清潔感がある必要がありますが、個人のお店なら少々形の違う食器があっても面白いでしょう。たくさんのお店を出す予定なら初期にロゴなどを作成して食器にもロゴをプリントしておくのも良いでしょう。冷蔵庫やショーケースなどは中古品やリサイクルショップ、リースなどをうまく利用して費用を抑えましょう。お客さんにも見えないものなので新品である必要はありません。
募集費用
まずはお店は自分一人かパートナーと回しましょう。お店を回すためには一人は最低限接客に回る必要があるので、役割分担をしっかり決めましょう。でないと休みが回らずに体を壊し、代わりの人間もいなくて閉店という最悪の結果になりかねません。最初は知名度がないのでとにかく口コミで人を集めましょう。広告は看板、チラシ、折込、Web広告を複合的に行うのがいいでしょう。最近はWeb媒体の市場規模が上がっているのでかなり重視したほうがいいでしょう。実際、男性も女性ももかなりの割合でスマホで検索するようになっていますし、ターゲットを選択して広告をうつことも可能です。
紙媒体のお勧め
ポスティングなどを行う際の印刷は、プリントパック・タートルライド・ラクスルなどがお勧めです。特に小ロットでの印刷はプリントパックがいいでしょう。お店からの半径5キロなど範囲を決めて定期的にチラシが入るように計画しましょう。代行を頼むと費用が高いのでうまくアルバイト従業員などを使うとやすく広告が出来ます。
- プリントパック
- タートルライド
- ラクスル
Web媒体のお勧め
- Facebook・Twitter広告
- google・Yahoo!のリスティング広告
- ジモティなどの地域情報の無料告知サイト
Facebook・Twitter広告やgoogle・Yahoo!のリスティング広告などがお勧めです。ただし、リスティング広告は専門知識がいるのでこのサイトでも運用方法や始め方を掲載予定です。代行業者に頼むとリアルタイムに解析できないほか、約20%の手数料も発生するのであまりお勧めできません。カフェや居酒屋など店舗型の場合、Facebook広告がおすすめです。口コミで広がりが期待できますし、チェックインクーポンやコミュニティなどをうまく利用すれば安く地域の人に広告が出せます。
アルバイト募集は無料求人サイトもしくはマイナビ、ジョブセンセス、an、バイトル、タウンワークなどのネット求人がおすすめです。特にマイナビとジョブセンスは低資金で求人が出せますし、無料求人サイトも募集期間を長くとればある程度の応募はあります。
cafe(カフェ)の種類と起業アイデア
- ネットカフェ
- 就活カフェ
- 株FXカフェ
- 猫カフェ
cafe(カフェ)にもさまざまな形がありますが、この先は複合カフェの時代が来るでしょう。
例えば、cafe(カフェ)とネットの「ネットカフェ」やカフェと就職セミナーの「就活カフェ」、カフェと投資情報交換の「株FXカフェ」、カフェとメイドの「メイドカフェ」、カフェと猫の「猫カフェ」などたくさんのジャンルが誕生しています。
人件費が気になる方は、共同で作業を行えるパートナーを見つけたり、最近話題のWWOOF(ウーフ)という仕組みを活用するのもいいかもしれません。WWOOFとはWilling Workers On Organic Farm(有機農場で働きたい人たちの略です)金銭のやりとりなしで、働いてもらう代わりに宿泊場所を提供するという仕組みです。もともとの取り組みは農園ですが、こちらをカフェに応用すればスタッフとして働いてもらう代わりに宿泊させてあげるというような活動も可能です。ロハスやグリーンツーリズムなど、最近のトレンドと組み合わせてもいいかもしれませんね。
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