【起業アイデア】弁護士保険と保険業を始めるために必要なこと

今回は弁護士保険についてご紹介します。
生命保険や医療保険などは聞いたことがあると思いますが、弁護士保険とはなんでしょうか?

弁護士保険とは

弁護士保険(権利保護保険)とは、保険の契約者が、交通事故などの事故被害にあった場合に、
損害賠償を求めるために必要な、弁護士への相談料や交渉・裁判費用等を、「保険金」として支払ってもらえる保険です。
事故等の被害に遭って、弁護士に法律相談をしたり、交渉や訴訟を依頼する場合に、その費用は市民にとって大きな不安であり、
気軽に弁護士を頼ることを躊躇される方も少なくないかもしれません。
そのような問題を解決するため、2000年に法律相談費用や弁護士費用等が保険金として支払われる弁護士保険が発足しました。
世の中にはこのように新たな保険を生み出している人がいます。

保険の仕事をはじめるには

保険というのはもちろん原価も在庫もありません。ビジネスとしてこれほど優秀な仕組みはありません。
あとは統計上の損益分岐さえ守れば必ず成功します。
ただし、保険の商品をビジネスとして取り扱う際には金融庁の認可が必要になります。
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金融庁による保険商品審査
保険会社向けの総合的な監督指針
主な内容としては

  • 保険の約款や特約に書かれていることは明確か
  • 保証の内容が契約者の需要や利便性に適合しているか
  • 支払事由が明確か
  • 商品名称が、契約者の誤解を招いたりしないか
  • 保険金額・保険期間・契約年齢範囲が問題ない設定になっているか
  • 解約時について、十分に説明する方策が講じられているか

などです。

国が審査を行う主な理由としては、契約者の保護です。
生命保険などの保険料算出しついて、一般消費者が保障内容が費用に見合っているかの判断を下すことが不可能なので国が変わりに調査します。
そして、その算出を行うのが理系の最難関資格との呼び声も高いアクチュアリーの有資格者です。

また、重大な法令違反や重過失、悪質な行為などで保険金が支払われない場合などの詐欺被害を起こさないためにも審査が必要です。
つまり、保険のトラブルが起こらないように事前にハードルを設けているんですね。

このような審査があるので個人で保険商品を取り扱うのは難しく、保険業界に興味がある方は保険の販売代理店として独立する方が多いようです。