google analyticsの分析方法の第2回目です。ある程度訪問数が増えてきたらバブルチャート分析を開始しましょう!
バブルチャート分析方法
バブルチャートとはなんでしょうか?以下が実際の分析画面です。おもしろい形ですよね。
バブルチャート分析の設定方法
このようなきれいなシャボン玉のようなクールな分析が出来るのがその名もバブルチャート分析です。少し知識が入りますがgoogle analyticsの分析の中でも一番使えるという呼び名も高い分析方法なので必ずマスターしましょう。
それでは設定方法です。
同じくgoogle analyticsの分析したいページからカスタムという項目を選択し、「+新しいカスタムレポート」をクリックします。タイトルは何でも大丈夫ですが「バブルチャート分析」とでもつけておきましょう。
保存ボタンを押して設定は完了です。
次にそのカスタムレポートを開いて、右上の期間を1ヶ月に設定してください。(バブルチャートは最大で1ヶ月しか分析できないので分析したい1ヶ月を期間設定しましょう)
さらに、下の項目の「ユーザー数」で降順にソートします。
さらに右下の「表示する行数」を100行に設定しましょう。
最後に「月」と「泡(バブル)」のマークをクリックして完了です。
それでは分析スタートです!
縦の線は直帰率の平均値、横の線は新規率の平均値を表しています。このように「右上」「右下」「左上」「左下」の4つのエリアに線で分けてエリア毎にキーワードの性質を分析しましょう。
①「右下」=新規率が低くて、直帰率が高いワード
(これを見た目も悪くて食べれない骨と呼ぶことにします。骨は捨てましょう、でも物によっては長時間煮込むといいダシが出るかもしれません)
そのキーワードで何どもサイトに訪問してくれているのに、そのまますぐに離脱というケースなので、例えば社内や自分が社名等で検索している場合は大丈夫ですが、重要なキーワードがここにあると要チェックです。重要なワードがある場合はそのワードに対する訴求が入口となるページで訴求できていない可能性が高いです。早急にページの変更やリンクなどの改善策を考えましょう。
②「右上」=新規率が高くて、直帰率が高いワード
(これを見た目はいいが食べれない食品サンプルとしましょう。食品サンプルは人を集めるためには必要ですが、お店に入った人にそのメニューを提供出来なければお客さんは帰ってしまいます。サンプルに負けない美味しいメニューを出しましょう。)
入ってくる人の多くは初めてサイトに訪れるきっかけになっているのですが、すぐに帰ってしまっています。そのページには確かに需要はあるのにページにはその求めているコンテンツがないと考えられます。そこで検索されるワード向けのランディングページや固定ページを一つ作ってみるといいかもしれません。同じジャンルのコンテンツへの案内をしてあげもよいかもしれません。
③「左上」=新規率が高くて、直帰率が低いワード
(これを見た目も味も最高の霜降り肉としましょう。見てよし食べてよしです、後は他の店の霜降り肉ではなくあなたのお店の霜降り肉を食べるために何度も訪問したくなる仕掛けを作りましょう)
訪問者は新しい人が多くて、しかもサイトに滞在をしてくれる良いワードです。新しい人を集めたい場合は、これらのワードからの流入を増やすために、キーワードそのもの及び関連したキーワードのコンテンツを充実させていくと良いでしょう。市場が求めているワードですので新しくリスティングをする際にも参考になります。
④「左下」=新規率が低くて、直帰率が低いワード
(リピーターを獲得する名店の味、ブランド牛です。ブランドを維持するために高品質のモノを提供し続けましょう。さらに広告をだして知名度をさらに広げていくことも重要です。)
何ども繰り返し検索されていて、滞在時間も長いというコンバージョンに最も近いエリアです。このエリアのワードは円の大きさに注目しましょう。このエリアのワードの検索数(円の大きさ)を伸ばすことがコンバージョンの数を伸ばすことにつながります。サイトのSEO対策をする場合もこのエリアの検索語句を参考に考えると良いでしょう。もうひとつの増やし方としては左上のワードを再度検索してもらうための仕掛けを作ることです。一度きたかたに対するキャンペーンであったりサイトリターゲティングの広告などが良いでしょう。