【起業するには?】レンタルスペースを低資金で開業する方法

起業を考える人のランキングベスト10

1位  結婚相談・サポートビジネス
2位  リペア(靴やカバンなどの修理)
3位  ネットショップ
4位  学習塾・スクール
5位  宅配ビジネス
6位  リサイクル・質屋
7位  コインランドリー
8位  レンタルスペース
9位  居酒屋・カフェ
10位 リフォーム・清掃

その他にもこんな業種が開業や起業では人気です。

【在宅でも可能】独立・開業におすすめの業種ランキング4

Ranking

1位:ネットショップ
2位:ライター
3位:システムエンジニア
4位:コンサルタント

【将来性重視】独立・開業におすすめの業種ランキング4

Ranking

1位:プログラマー
2位:オンライン教室
3位:高齢者向けサービス
4位:宅配サービス

【専門スキルを活かせる】独立・開業におすすめの業種ランキング3

Ranking

1位:士業
2位:サロン経営
3位:個人講師

【フランチャイズで始められる】独立・開業におすすめの業種ランキング3

Ranking

1位:飲食店
2位:コンビニ
3位:学習塾

レンタルスペースで開業するメリット

POINT

・開業資金:アイデア次第で安く済む
・将来性:学び直しのブームなどでレンタルスペースを使った活動は今後も需要がある
・人材:監視カメラやスマートロックを活用すれば無人運営も可能
・収益性:時間で貸すことになるので回転率の高いサービスや他で出来ない体験があると単価も上がりやすい
・やりがい:場所の活用はアイデア次第なので様々な人と人が出会う空間をプロデュースできる

低資金での起業・開業を考える方にとって、レンタルスペースは人気のジャンルの一つです。ではなぜ人気なのでしょうか?
レンタルスペース運営の魅力はなんと言っても「少額資金で始めやすい」こと。そして、「場所を時間貸しで貸す」ことになるので動産が年単位、民泊・ホテルが1日単位なのに対して、レンタルスペースは基本的に1時間単位で場所を貸し出すため回転率が良いことが挙げられます。さらに、利用用途も多様でアイデア次第で多くのファンを獲得することができます。

通常のビジネス

「販売価格ー仕入れ値=利益」

レンタルスペースの場合

「時間単価*回転率ー場所代(賃貸の場合)ー人件費=利益」

レンタルスペースで開業するデメリット

もちろんレンタルスペースで不利な点もたくさんあります。

POINT

・飲食店のように認知度が高いサービスではないため特に初期は広告費用が多くかかりがち
・備品の故障や盗難などのリスクがある
・騒音トラブルや近所トラブルなどのリスクがある
・規模が大きくなるとスタッフを配置する必要がある

レンタルスペースで開業するまでのステップ

事前計画

レンタルスペースを始める場合、事前にコンセプトを決めておくと開業してからの流れがスムーズです。

  • STEP.01

    事前にコンセプトを決めておく
    ・ターゲット層(年齢層、性別)
    ・用途・利用目的(レッスン・講座、語学教室料理教室、ヨガ教室、ピラティススタジオ、ダンス教室、パーソナルトレーニング、ボイスレッスンスタジオ、絵画教室)
    ・スタッフの配置(常駐、人数)
    ・売上目標
    ・市場分析、競合分析
  • STEP.02

    不動産の情報を調べる
    レンタルスペースは、利便性から選ばれることが多いので、特に立地・アクセスは非常に重要です。また、レンタルスペースで提供するサービスの内容によってターゲットも異なるためターゲットに合わせた物件探しをする。
  • STEP.03

    見つかった物件の下見
    候補の物件が見つかった場合、必ず現地に行き、「駅からの距離と道のり」、「物件の状態(建物用途、面積、床・壁の厚さ)」、「物件の探しやすさ(看板の設置可否など)」、「近隣の環境」などを確認しましょう。

開業手続き

レンタルスペースの開業は民泊のように行政による営業許可(届出認可)を取得する必要はありません。ただし、税務署への開業届は必要です。

STEP
1

1,税務署に必要書類を提出する

スペース貸しビジネスを始める際、特別な資格を取る必要はありません。開業手続きには、税務署に「開業届」「所得税の青色申告承認申請書」という2種類の書類を提出することが最低限必要となります。

STEP
2

2,貸し出す物件を確保する

賃貸物件であっても、レンタルスペースの開業は可能です。

STEP
3

3,必要な家具や備品を揃えよう

スペースを確保できたら、レンタルスペースの用途やシーンに合わせて、必要な備品を準備します。

STEP
4

4,レンタルスペースのポータルサイトに登録しよう

大手だとスペースマーケットやインスタベースが集客力があってお勧めです。

STEP
5

5,運用の詳細を決めよう

スタッフを配置するか監視カメラを準備します。また、スマホアプリで施錠・開錠ができるスマートロックは、スマホ全盛の現在では必須のシステムです。

STEP
6

6,損害の取り決めをする

利用規約やキャンセルポリシーを作成して専門家に内容をチェックしてもらうと安心です。

POINT・レンタルスペースで食事等のサービスを提供する場合、消防署や保健所の許可、食品衛生管理者の配置などが必要になります。食事等を提供しない場合でもレンタルスペースとして運用する場合は、消防法に基づく手続きが必要になるケースがあります。
・借りている物件をさらに第三者に貸すことは又貸し(転貸借)ということになり、通常は禁止されている場合が多いです。転貸借契約を結び、オーナーや管理会社の承諾を得る必要があるので注意が必要です。

レンタルスペース開業にかかる資金

合計すると約300-400万円はかかるでしょう。これはあくまで個人が自分の力で起業した場合で、ここからさらにアイデアと知識次第で費用を削っていきましょう。ここで注意すべきは削れる費用と削れるけれども削りすぎてはいけない費用と削れない費用があるということです。
種別 費用
賃貸契約するのに家賃の6ヶ月分程 約120万円
備品(机、イス、棚、ホワイトボード、パテーション、スマートキー、監視カメラなど) 約50万円
オフィス用品(コピー機、電話&FAX、パソコンなど) 約50万円
広報費(看板、チラシ、Web広報費用など) 約100万円
軌道に乗るまでの生活費(例:20万円×6か月) 約120万円

レンタルスペースを低資金開業出来る方法

それでは低資金開業するために削れる費用についてみていきましょう!
監視カメラやスマートロックの活用による人件費の節約は運営の効率化やユーザビリティの観点からもお勧めです。
その他ミニマムスタートする場合は時間貸しの物件などでスペース運営を始めるのもありです。

レンタルスペースの種類と起業へのアイデア

レンタルスペースにはアイデア次第で多くの可能性があります。
・会議や打ち合わせ、セミナー、勉強会→貸会議室
・飲み会や女子会、誕生日やオンライン配信の鑑賞会→パーティスペース
・ダンスやヨガなどの練習・スクール→レンタルスタジオ
・整体やマッサージなどの施術→レンタルサロン
・一日だけのお店やカフェ→シェアキッチン

例えば、最近小学校でも必修科目となって需要も高まっている「英会話」「ダンス」「プログラミング」などの教室を行えるスペースを作ったり、「ヨガ」「ピラティス」など健康をテーマにしたスペースを作ってもいいかもしれません。また、レンタルスペースと農業を組み合わせて体験型のアクティビティを行ったり、収穫した野菜をカフェで提供してみても面白いかもしれません。あなたなら何を組み合わせますか?